自然風・和風(愛知県豊橋市H様邸)


施工前


数年前からH様邸は、庭のお手入れをさせていただいていました。

以前入っていた庭師が木を小さく仕立てていましたので、木がずいぶん窮屈そうでした。

 

H様も庭をあまり気に入られていない様子でした。いつか創りかえたいとおっしゃっていたのです。

 

まず好みを知るために庭の手入れをしながら、様子を伺わせていただきました。二年くらい通っているうちに好みであったり、使い勝手など、

H様の理想の庭がイメージできてきたので図面を書かせていただきました。


施工中


一番気にされていたサザンカの生垣を格子塀にする作業です。

縦格子の予定でしたが、急遽横にすることになりました。

使いやすいように、全体のバランスをとるために既存の手水鉢を動かしました。敷石のための石を山から探し出す作業の様子です。

急遽格子塀が変更になり材料が余ったので縁台も作らせていただきました。


施工後


H様ご自身で管理されていたサザンカをやめ、圧迫感のない高さの抑えた格子塀で内、外からの視線を柔らかく遮りました。

 

砂利敷きで雑草が良く生え、土と混ざってしまい薄くなってしまっていたところは石と瓦を敷きました。歩き易さと防草効果を重視しました。瓦の隙間にはコケを蒔いたので、緑の割合が増える予定です。

 

急遽作ることになった縁台もかっこよく仕上がり、使い勝手も良くなったと思います。

 

既存の庭にある材料も生かして作りました。

 

H様には長い間お待たせしてしまいました。じっくり理想をリサーチすることができましたのでH様にピッタリな、ジャストな庭ができたと思います。これからも手入れをしながら見守りたいと思います。

ありがとうございました。

施工後3ヶ月(6月)

コケも少しずつですが出てきました。落葉樹は青々と葉をつけ、コグマザサやツワブキやランも大きくなり庭を彩っています。

 

全体的にコケを追い蒔きしたのでたくさんコケが出てくれることと思います。