旗竿地のK様邸。間口が2.4メートルしかなく、幅1.8メートルの車を駐車すると、とても狭くなるので、体を横に向きにしないと通れないほどでした。
土の部分がおおく、日もよく当たるために雑草がすぐ生えてきてしまいます。草をとるための庭と言ったところでしょうか...
まずは車を奥に入れるために既存の門柱、アプローチを壊しました。
門柱は軽く押すだけで壊れてしまいました...恐ろしい...
使えるものは使う。ということで、ギボウシ、ヒサカキ、アジサイ、タマリュウなどを掘り取り、仮植しておきました。
車の乗降が楽にできるように、幅3メートルを駐車スペースとしました。車が駐車していても楽に人が通行できるようになりました。
コンクリートではなく石を貼りました。大きい石、中くらいの石、小さい石を不規則に貼っていきました。
目隠しにウッドフェンスをつくり、隙間をあけて風が通るように板と板の間に隙間を設けました。少し高めのウッドフェンスですが、隙間を設けることにより圧迫感を和らげてくれる効果もあります。
木は通るのに邪魔にならないように大きなものを入れました。頭の上で葉を広げ、日陰を作ってくれます。影がゆらゆら揺れて涼しげな感じがします。
既存の御影石の平板も有効活用しました。
砂利の下には防草シートを敷いて、草の発生を抑えました。
流れる風は涼しく、水を打てばさらに涼しくなります。冬は葉を落とし、暖かい太陽の光を取り込みます。
緑に囲まれ気持ち良い空間になったと思います。