たくさん木が植わっていて少し暗い感じでした。アイビーが増えすぎてしまい、草花を植えるスペースがありません。私としては割と好きな雰囲気です。お客様のご要望は、風通しがよく芝生が育ち、ガーデニングを楽しめるようにとのことでした。
たくさん植えられている木を間引き、残す木は整枝剪定しました。さらに残す木の中でも場所が良くないものは移植し、空間を作りました。
ラティスフェンスの状態を確認するため自由に育っているアイビーを撤去。
既存のレンガをラフに加工し、新しいラインのアプローチを作りました。
適度な剪定と、移植、新たに入れた木で、薄暗い雰囲気がなくなり、適度な木漏れ日を作ることができました。たくさん日が当たる部分も作り、愛犬と遊ぶための芝生スペースを作りました。
既存の小物や雑貨を配り、剪定や伐採の際に出た枝を利用し彩りました。お客様ご自身でガーデニングを楽しみたいということでしたので、仕上げの草花はアドバイスだけで、お客様にお願いしました。
ラティスのフェンスは、まだ使えそうでしたのでそのままに。お隣の目線を遮るために一部、板を張りました。後々、ラティスのフェンスは、石を積む予定です。
ラティスフェンスの裏は生垣があり、借景として使うことができました。
工事中、お客様と意見を交換し合い、変更箇所が出たりしました。ライブ感覚で作庭していきましたので、とても楽しい時間となりました。お客様の想いを理解し、それを形にしていく作業はとても大変ですがやりがいのあることだと思いました。ありがとうございました。また変わりゆく庭の様子を見守っていきたいと思います。